美味しいお醤油の正体
先日はお騒がせして申し訳ありませんでした・・。
色々、準備不足でご迷惑をおかけしたこと真摯に反省していかねばならないと思っておおります。
そして、目標へ向かいまた前進して参りたいと思います。
その前進となるか、状況が一つ進んだのでご報告させていただきたいと思います。
それというのが、「美味しいお醤油の正体」をついに明かせることとなりました。
交渉とした準備で色々と時間を頂いてしまいましたが、「美味しいお醤油の正体」とは『ちば醤油』謹製の「下総醤油」のことです。
こんな感じです。
いやいや、、、。
「下総」じゃなくて「北総」じゃないか・・。
と思われた方。
正解です。
ちょうど家に下総醤油がなく、その代わりに同じ「ちば醤油」さん製造の北総醤油があったため、こちらを撮影して掲載いたしました。
北総と下総の名称の違いは、実は贈答用か市販用かの違いでして大きく内容は変わらないです。
ただし、「北総醤油」は贈答用ということもあり数の総量が少なく比較的レアな醤油ということになります。
という言い訳をしっかりさせていただいたところで・・・。
なぜこの醤油をリターンに選んだのか?
とてもシンプルな理由で「美味しいから」です。
普通の醤油に比べて味わい深く、しっかりとした濃い味のお醤油となっています。
「味が濃い=塩味が強い」と思われがちなのですが、こちらのお醤油はしっかりと大豆の風味ともろみの味わいがしっかりと伝わってきます。
私自身の母方の実家が千葉にあり、帰省のたびにお歳暮やお中元で頂いた「ちば醤油」のギフトを持ち帰って味わっていたこともあり、私にとっては親しみのある信頼できる味わいです。
全国ネットのテレビに取り上げられてからものすごい人気となり、全く手に入らない環境にありようやく少しづつではあるのですが手に入れる環境は整い始めました。
ただまだ手に入れにくいのは事実ですので、この機会にぜひ美味しいお醤油を『山葵山』とともに味わっていただけると本当に嬉しく思います!!
日々ご支援いただきまして誠にありがとうございます!!
製作工程の動画掲載の停止及び謝罪について
本ページにおいて掲載させていただいておりました製作工程に関する動画の配信を停止させていただきます。
本日、動画の掲載に関してご指摘をいただきまして、私の方できちんと確認を取らずに使用しておりました。
ご指摘いただき感謝いたしますとともに私の不注意で動画の使用許諾を所有元の「肥前吉田焼窯元共同組合」様の確認を取らず掲載してしまい、関係者の皆様にご迷惑をおかけしまして誠に申し訳ありませんでした。
現在閲覧頂いておりますご読者皆様にも閲覧ができずご不便/ご迷惑をおかけいたしまして誠に申し訳ありません。
この場を使いまして「肥前吉田焼窯元共同組合」関係者皆様、読者の皆様に及び全支援者様にご迷惑をおかけいたしまして誠に申し訳ありませんでした。
ReadyFor公式Facebookアカウントにて掲載されました。
単純に手短に・・・。
ReadyFor公式Facebookアカウントにて掲載されました。
これでわさびはあなたのもの!山葵好きのための醤油皿「山葵山」(FROM NIPPON 境 悠作) - クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー)
山葵山の作られ方02
山葵山の作り方後編です。
これでわさびはあなたのもの!山葵好きのための醤油皿「山葵山」(FROM NIPPON 境 悠作) - クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー)
前回は『鋳込』の工程までお話ししたと思います。
排泥鋳込、圧力鋳込と2種類の生地を形成する方法があります。
それ以外に鋳込ではありませんが、機械ろくろと言ってろくろで回して形を削り出すっという方法もあります。
その鋳込み作業を終えて、形を確定させるために「焼成」を行います。
鋳込みで作った形を「素焼き」して形を作ります。
この佐賀地方の焼き物の元となる硝石はほとんどが嬉野地方でとれるものでして、天然の硝石を使用しています。
混ぜ物をしない分価格が高いですが、その白く美しい姿はこの地方独特のものです。
さて「素焼き」の話に戻ります。
メチャクチャ大きな窯です・・。
ヒト一人入れるじゃんと思ってしまうほどです。(不謹慎ですみません)
この素焼き工程でしっかり水分を飛ばしておかないと品質に問題が出てきます。
8~10時間かけて900~920℃で焼成します。
じっくりこんがりです。
そしてしっかり素焼きした山葵山達が次の工程「施薬」へ移されていきます。
釉掛けとも呼ばれます。
簡単そうにしていますが、本当に均一にまとわせるのは難しく職人の高い技術を要する見せ場でもあります。
この釉薬自体は、無色透明のガラス質のもので、実は山葵山の白さは元の土の色のみなんです。
焼かれすぎて黒くなる・・。いや、白くなります。
そして完成した姿がこちら
ドーンッ !!
山葵山達はこれだけのステップを踏んで作られてきました。
作られたうちの何品かは検品時に弾かれたものもあります。
そんな多くの困難を乗り越えてきた、山葵山達は皆様のお手元へ行く日をずっと待っております。
どうぞご支援いただき、さらに多くの人々へ届くように皆様のお力添えをいただけますようよろしくお願いします!!
山葵山の作られ方
みなさん、普段何気なく使っておられるかもしれないお皿。
そのお皿はどうやって作られているか、ご存知でしょうか?
山葵山の作られ方はどうなのでしょうか?
これでわさびはあなたのもの!山葵好きのための醤油皿「山葵山」(FROM NIPPON 境 悠作) - クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー)
一枚一枚手でこねてひねって作っている?
工芸作家さんの作品であればそうかもしれません。
手で触った風合いや釉薬の掛かり具合など、一点一点にその作り手の呼吸を感じますよね。
世界で一点しかないその世界観は変えがたい価値を持っています。
しかし、一定の量産性を求められるお皿(それなりの数を販売する予定のお皿)はそれだと間に合いません・・。
そこでどうするのか・・・。
答えは型を用いて均一な製品を量産化するという方法です。
そして製造まで至るまでに実は3種類の型を段階に応じて作る必要があり、そこには職人の高いスキルと経験を必要とします。
しかし型と言ってもよくイメージされる『金型』ではなくて、金属ではなく石膏を用います。
よく手とか顔とかの形を取る際に使われる素材です。
(美術の時間の際の手のスケッチとかでモデルとして使われていた白いやつ)
①捨て型(見本型)
図面から立体化する際の最初の方となります。
②ケース型
設計されたものが様々な浄化でもこの型を使って同じ形に焼きあがるか、チェックするための型です。
③量産型
読んで字のごとく量産化をするための型です。
ここまでくれば全体工程の半分が終わったぐらいの感じでしょうか
そして今回の「山葵山」の場合はこの型を使って『鋳込み』という作業を行っていきます。
鋳込みとは、泥漿を型に流し込んでその型を窯に入れて焼成し形を作ります。
素焼きと言われる、何もまだ色や塗装が済んでいない状態の器が焼きあがります。
※泥漿とは流し込みが可能な流動性のある粘土
鋳込にも種類が2種類あって
(1)排泥鋳込
泥漿(でいしょう)を石膏型に流し込む成形方法です。
石膏は吸水性があるため、時間の経過とともに石膏型の内側に一定厚で固まる原理で成型します。
適度な厚みになってから泥漿を排出し、生地をある程度乾燥させ、型から外します。
主に、花瓶や急須など開口部に向け窄まった中空の複雑な形状の量産に使われます。
(ー肥前吉田焼Webサイトより引用ー)
少し難しいのですが要はこんな感じです。
(2)圧力鋳込
排泥鋳込みと同様に石膏の吸水性を利用して成型する方法です。
泥漿に圧力をかけて石膏型に鋳込むため、生地が締まり歪みのリスクも少ないのが特徴です。
一般的には上下に割れた雌型の石膏型を使い、主に変形皿の量産などに用いられます。
(ー肥前吉田焼Webサイトより引用ー)
こちらも少し難しいのですが要はこんな感じです。
この先の工程はまた次回にします。
お楽しみに・・・。
山葵山の挑戦 Day2
『山葵山』がクラウドファンディング ReadyFor にて挑戦を始めて2日目となりました。
到達度としては全体の11%となり、皆様のご協力もあって比較的スムーズな運びとなっております。
しかしながら油断は大敵ですので、引き続き応援頂けますと本当に心強いです。
さて、この山葵山が生まれた土地「嬉野」について少しお話しさせていただければと思います。
嬉野は、温泉とお茶で有名で湯量も豊富にあります。
お茶も全国品評会1位をとったり、神社には美肌の神様もおります。
近くには有田焼の産地や最近注目されている波佐見焼の産地も近くにあり、陶器の街というイメージがあります。
陶器市の際には大変な人ごみになるそうです。
夏はとんでもなく暑いので、冷たいお茶と足湯でのんびり過ごしましょう。
嬉野の風景
本当にのどかです。
童謡が聞こえてきそうですね。
美肌の神様
さすが神様!どしんとした雰囲気があります。
この神様にお水をかけてあげることがお祈りの仕方みたいです。
街中でも陶器の街らしく窓際に可愛らしいお皿やコップが並べられています。
もしこの夏、休暇等で行く先を悩まれている方は是非とも『山葵山』の故郷である嬉野へ嬉野へ是非お越しください!
そして故郷へ思いを馳せながらやってくる「山葵山」を皆様のお手元へ迎え入れてやってください。
おはようございます。
おはようございます。
クラウドファンディングでの募集開始から2日目となりまして、たくさんの人にご覧いただいております。
今回製作にご協力いただいた窯元「224 Porcelain」についてまとめたいと思います。
そもそも私が佐賀の窯元との関係を築くきっかけとなったのがこのコンペでした。
https://www.yoshidayaki.jp/event/designcompetition/result/
このコンペでは肥前吉田焼(有田焼焼物群の一つとされている)が産地として新しい可能性を模索するために開催されたコンペで、そこに応募したのがきっかけでした。
残念ながらコンペそのものには落ちてしまったものの、それが悔しいのと改善点がはっきり見えていたので、作品を修正/アップデートして窯元へ持ち込みました。
窯元はとても良い方で今回のコンペの趣旨や私の作品の審査の様子などを丁寧に話してくださり、製作に関しても一定の条件はあるものの承諾いただきました。
実は、窯元が私の先生の友人だったり、その先生が数日前に佐賀へ訪れていたりいろいろわかることもあり世間の狭さを感じました。
この続きはまた次の機会に・・・。